History
慈安寺の歴史

これまでの歩み
Episode
祈りの場として、
地域とともに歩み続けて390年


歴史を紡ぐ、地域の心の拠りどころ
慈安寺は、寛永12年(1635年)、 地域の祈祷寺として創建された歴史ある浄土宗の寺院です。
江戸時代には藩主や豪商たちの庇護を受け、寺域を拡張し、多くの檀家を擁する寺院へと成長。明治期の廃仏毀釈では寺の存続が危ぶまれるも、地域住民と共に乗り越え、戦後は戦没者の供養や孤児の保護など、社会的役割も担ってきました。
現在は、宗教・宗派を問わず、どなたでも受け入れる「開かれた寺院」として、永代供養・納骨・樹木葬といった新たな供養の形も取り入れ、現代の終活ニーズにも応える柔軟な姿勢を大切にしています。
寺院の歴史
1635年 - 地域の祈祷寺として創建される
江戸時代初期、地域住民の祈りと平安を願い、浄土宗寺院として慈安寺を創建。
戦乱が落ち着いた後の信仰再建を目的に、多くの住民が集う祈祷所として機能しました。
1737年 - 藩主・豪商の庇護で寺域が拡張
藩主や地域の豪商たちの支援を受け、伽藍や境内が拡張。
檀家数も増加し、地域を代表する大寺院としての体制が整えられました。
1870年代 - 戦没者供養と孤児保護に尽力
終戦後、多くの戦没者慰霊と戦災孤児の支援活動に注力。
寺院としての社会的使命を果たすべく、地域と共に再建に励みました。
2000年以降 - 永代供養を取り入れ現代化へ
少子高齢化・後継者不在の時代背景に対応し、宗教不問・永代供養・納骨堂を整備。
「誰もが頼れる現代の寺院」として開かれた運営を行っています。

長い歴史を経ても変わらないのは、すべての人の心に寄り添いたいという想いです。現代の慈安寺は、宗教や立場を問わず、多くの方が安心できる“開かれた寺院”として日々の供養と地域とのつながりを大切にしています。

藤原 慶雲(ふじわら けいうん)
慈安寺第18代住職。浄土宗の教えを大切にしながら、現代の供養や終活にも柔軟に寄り添う姿勢を持つ。「心に寄り添う供養を」という信念のもと、相談や法話、地域活動にも力を注いでいる。

誰でも相談できる、開かれた寺院
慈安寺では、檀家でなくても、宗派や信仰の有無にかかわらず、どなたでもご相談いただける体制を整えています。永代供養や納骨、終活のことなど、ご家族やご自身の将来を見据えた不安や想いに、住職やスタッフが丁寧に耳を傾けてお応えしますので、遠慮なくご相談ください。
「誰でも受け入れてくれる」「押しつけがないから話しやすい」
——そうした声をいただける、開かれた寺院を目指し続けています。

地域とのつながりを育む活動
祈りの場としてだけでなく、地域の人々の暮らしに寄り添う存在でありたい——。その想いから慈安寺では、終活セミナーや法話会、防災拠点としての開放、小学校との連携学習など、日常生活と仏教の“やさしい接点”を生み出す活動を積極的に行っています。
地域の方が気軽に足を運び、安心して話ができる。そんな関係づくりを大切にしています。

変わらぬ祈りの心と、
新しい供養のかたち
390年続く伝統と共に、現代のライフスタイルや価値観に応える“新しい供養”にも取り組んでいます。
後継者不在の方、生前に準備したい方、自然の中で眠りたい方へ向けて、永代供養・樹木葬・納骨堂など多様な選択肢をご用意。形式よりも“想い”を大切にする、心に寄り添う供養を、これからもご提案していきます。